2012年 01月 10日
税務調査・・・ |
蕎麦屋を始めてから16年、昨年11月に初めて税務調査を受けました・・・(^_^;
自分自身が数字を見ることができること、蕎麦屋稼業に足を入れる前に家内に簿記の資格を取得してもらったことで、拙店の場合税理士に依頼せず日常の経理・決算をしています。
が・・・やはり初めてのことなので不安な気持ちになりました。
コンサルタント時代に会計士や税理士と仕事をすることも多く、税務調査時の税務署員の横暴ともいえるような話をいくつも聞いてましたし・・・
税務調査を実施したい旨の電話連絡があり丸一日時間をとって欲しいとのことだったのですが、定休日も仕入れや仕込みで半日潰しているので、半日ならということで10月末の定休日の朝9時から13時までの訪問調査ということになり、過去3年間の決算資料を準備して待つことに・・・
緊張して待っていたところに現れたのは、好青年の税務職員お一人・・・
強面のおじさんを勝手に想像していたので、ちょっとだけほっとしました。
訪問調査内容は主に2点、
(1)売上計上の適切性について
端的な話、「売上ごまかしてませんか」という話です。
一番簡単な方法は、伝票を抜いてレジを打たずに会計をして売上として計上しないということでしょうか・・・
税務職員の方にもお話したのですが、おそらくサラリーマンをやっていた方で営業等の数字に責任をもって仕事をして評価をされた人であれば、故意に売上を過小に計上することはないと思いますと。
自分も10年間コンサルタント会社のなかで、稼いだ売上によって年俸が決定するという評価制度の中で仕事をしていたので、売上は結果としての評価の全てという認識が染みついています。売上計上をごまかすなんてあり得ないことなんですが・・・
この点はかなり時間をかけて調べられました。
レジの帳票と伝票を全ての会計について1ヶ月間ぐらいは照合していたでしょうか。疑問があれば全て質問されましたし、会計以外のレジの開閉(伝票に出力されている)の理由なんかも、何ヶ月前のことも聞かれました・・・レジの中身やおしぼりの消費量等々かなり細かいことまでチェックされてました。
(2)損益計算書に関するある勘定科目が同業他社に比べて突出していることについて
拙店ではその事業の特性上、同業の蕎麦屋さんに比べてどうしてもその勘定科目が多くなってしまうのですが、自分ではそれがあるから現在の拙店があるといえるとも思っているので、この点を指摘されることは予想はしていたものの、もしそれが認められなければ納得がいかないということでもありました。
この点については、自分の考え方を話しただけで仕入れに向かわなければならない時間になってしまいました。
更に詳しく調査したいということで、段ボール1箱分の資料を持ち帰えられ、2週間後に結果報告ということに・・・
2週間後・・・「税理士に依頼せずにここまできちんとしている方ははじめてみました」とのお褒めの言葉もいただき、追徴課税はなしという結果になりました。
勿論(2)についてもうちのような蕎麦屋であれば全く問題はないと署内で結論がでたとのことで、税務調査の連絡があってから最終の報告までの約1ヶ月間、あれやこれや考えて精神的にちと落ち着きませんでしたが、おかしなことはしていないという自信はありましたし、日頃の経理業務をきちんと家内がやってくれているお陰で、気が済むまで調べて下さいという気持ちで対応することができました。
まあ税務調査は積極的に歓迎という話ではないかもしれませんが、これからもきちんとした日々の積み重ねを大事にしなければならないなと感じたことも事実だし、ちょうど良いタイミングで調査を受けたのかなと思います。
自分自身が数字を見ることができること、蕎麦屋稼業に足を入れる前に家内に簿記の資格を取得してもらったことで、拙店の場合税理士に依頼せず日常の経理・決算をしています。
が・・・やはり初めてのことなので不安な気持ちになりました。
コンサルタント時代に会計士や税理士と仕事をすることも多く、税務調査時の税務署員の横暴ともいえるような話をいくつも聞いてましたし・・・
税務調査を実施したい旨の電話連絡があり丸一日時間をとって欲しいとのことだったのですが、定休日も仕入れや仕込みで半日潰しているので、半日ならということで10月末の定休日の朝9時から13時までの訪問調査ということになり、過去3年間の決算資料を準備して待つことに・・・
緊張して待っていたところに現れたのは、好青年の税務職員お一人・・・
強面のおじさんを勝手に想像していたので、ちょっとだけほっとしました。
訪問調査内容は主に2点、
(1)売上計上の適切性について
端的な話、「売上ごまかしてませんか」という話です。
一番簡単な方法は、伝票を抜いてレジを打たずに会計をして売上として計上しないということでしょうか・・・
税務職員の方にもお話したのですが、おそらくサラリーマンをやっていた方で営業等の数字に責任をもって仕事をして評価をされた人であれば、故意に売上を過小に計上することはないと思いますと。
自分も10年間コンサルタント会社のなかで、稼いだ売上によって年俸が決定するという評価制度の中で仕事をしていたので、売上は結果としての評価の全てという認識が染みついています。売上計上をごまかすなんてあり得ないことなんですが・・・
この点はかなり時間をかけて調べられました。
レジの帳票と伝票を全ての会計について1ヶ月間ぐらいは照合していたでしょうか。疑問があれば全て質問されましたし、会計以外のレジの開閉(伝票に出力されている)の理由なんかも、何ヶ月前のことも聞かれました・・・レジの中身やおしぼりの消費量等々かなり細かいことまでチェックされてました。
(2)損益計算書に関するある勘定科目が同業他社に比べて突出していることについて
拙店ではその事業の特性上、同業の蕎麦屋さんに比べてどうしてもその勘定科目が多くなってしまうのですが、自分ではそれがあるから現在の拙店があるといえるとも思っているので、この点を指摘されることは予想はしていたものの、もしそれが認められなければ納得がいかないということでもありました。
この点については、自分の考え方を話しただけで仕入れに向かわなければならない時間になってしまいました。
更に詳しく調査したいということで、段ボール1箱分の資料を持ち帰えられ、2週間後に結果報告ということに・・・
2週間後・・・「税理士に依頼せずにここまできちんとしている方ははじめてみました」とのお褒めの言葉もいただき、追徴課税はなしという結果になりました。
勿論(2)についてもうちのような蕎麦屋であれば全く問題はないと署内で結論がでたとのことで、税務調査の連絡があってから最終の報告までの約1ヶ月間、あれやこれや考えて精神的にちと落ち着きませんでしたが、おかしなことはしていないという自信はありましたし、日頃の経理業務をきちんと家内がやってくれているお陰で、気が済むまで調べて下さいという気持ちで対応することができました。
まあ税務調査は積極的に歓迎という話ではないかもしれませんが、これからもきちんとした日々の積み重ねを大事にしなければならないなと感じたことも事実だし、ちょうど良いタイミングで調査を受けたのかなと思います。
by sobayanicolas
| 2012-01-10 00:16
| 蕎麦屋経営の話